顔がかゆい、乾燥する、ニキビができた。ドラッグストアで市販薬を探しているけど、種類が多すぎて何を選べばいいか分からない。体用の薬を顔に使っていいのか。顔に使って刺激が出ないか。目の周りには使えるのか。
こんな悩みを抱えていませんか?
顔の皮膚は体の皮膚よりも薄くデリケートなので、 体用の薬をそのまま顔に使うのはリスクがあります。また、症状によって適した薬が異なるため、自分の症状に合った薬を選ぶことが重要です。間違った薬を選ぶと、症状が改善しないどころか、悪化する可能性もあります。
この記事では、顔に使える市販塗り薬を症状別(かゆみ・乾燥・ニキビ・炎症)にランキング形式で紹介し、選び方のポイントと使用時の注意点を徹底解説します。読み終わる頃には、自分の症状に合う薬を選び、安全に使用する方法が明確になっているはずです。
結論:症状別おすすめ市販薬一覧
先に結論を言います。
顔に使える市販薬は、 症状によって選ぶべき製品が全く異なります。以下に症状別のおすすめをまとめます。
かゆみがある場合
軽度のかゆみ
- 第1位:メンソレータム ADクリームm(ロート製薬)
- 第2位:ムヒソフトGX(池田模範堂)
- 第3位:フェルゼア DX20ローション(資生堂薬品)
中等度のかゆみ(炎症を伴う)
- 第1位:ロコイドクリーム(市販のステロイド外用薬)
- 第2位:アレルギール クリーム(第一三共ヘルスケア)
乾燥がある場合
医薬品(治療薬)
- 第1位:ヒルマイルドクリーム(健栄製薬)
- 第2位:ピアソンHPクリーム(ビーエスアールジャパン)
医薬部外品・化粧品(予防・保湿)
- 第1位:キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(花王)
- 第2位:セタフィル モイスチャライジングクリーム(ガルダーマ)
ニキビがある場合
市販薬
- 第1位:ペアアクネクリームW(ライオン)
- 第2位:クレアラシル ニキビ治療薬クリーム(レキットベンキーザー)
- 第3位:アクネス25 メディカルクリーム(ロート製薬)
炎症・赤みがある場合
ノンステロイド
- 第1位:イハダ プリスクリードi(資生堂薬品)
ステロイド(弱いランク)
- 第1位:コートf(田辺三菱製薬)
それぞれの詳細を見ていきましょう。
顔に使う薬を選ぶ前に知っておくべきこと
まず、顔に使う薬を選ぶ前に、重要な基礎知識を整理します。
医薬品・医薬部外品・化粧品の違い
医薬品
- 治療を目的とした製品
- 効能・効果が明確に認められている
- 副作用のリスクがある
- 例:ステロイド外用薬、ニキビ治療薬
医薬部外品
- 予防を目的とした製品
- 一定の効能・効果が認められている
- 医薬品より効果は穏やか
- 例:薬用化粧品、デオドラント
化粧品
- 美容を目的とした製品
- 効能・効果の表示が限定的
- 安全性が高い
- 例:保湿クリーム、美容液
顔用と体用の違い
顔の皮膚の特徴
- 体の皮膚より薄い(約0.6〜1.5mm)
- 刺激に敏感
- 目の周りは特にデリケート
- 皮脂腺が多い
顔用の薬の特徴
- 刺激が少ない処方
- 目の周りに使える配慮
- ベタつきが少ない
- 白く残らない
体用の薬は刺激が強い場合があるため、顔への使用は慎重に判断してください。
ステロイドの強さランク
ステロイド外用薬は強さで5段階に分かれます。
- ストロンゲスト(最強):顔には使用不可
- ベリーストロング(非常に強い):顔には原則使用不可
- ストロング(強い):顔には短期間のみ
- ミディアム(中程度):顔にも使える
- ウィーク(弱い):顔にも安全に使える
市販では主に「ウィーク」ランクのステロイドが販売されています。
【かゆみ編】顔に使える市販薬ランキング
顔のかゆみに効く市販薬をランキング形式で紹介します。
第1位:メンソレータム ADクリームm(ロート製薬)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:145g
- 価格:1,200円〜1,500円前後
特徴
- クロタミトン配合(かゆみ止め)
- ステロイド不使用
- 顔にも使える
- しっとりした使用感
こんな人におすすめ
- 軽度のかゆみがある
- ステロイドを使いたくない
- 乾燥も気になる
注意点
- 目の周りには使用注意
- 炎症が強い場合は効果が弱い
第2位:ムヒソフトGX(池田模範堂)
基本情報
- 分類:第3類医薬品
- 容量:100g
- 価格:1,000円〜1,300円前後
特徴
- ジフェンヒドラミン配合(抗ヒスタミン)
- グリチルレチン酸配合(抗炎症)
- ステロイド不使用
- 伸びが良い
こんな人におすすめ
- 乾燥によるかゆみ
- 敏感肌
- 家族で使いたい
注意点
- 効果は穏やか
- 目の周りには使用注意
第3位:フェルゼア DX20ローション(資生堂薬品)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:180g
- 価格:1,800円〜2,200円前後
特徴
- 尿素20%配合(保湿・角質柔軟化)
- ビタミンA配合
- さらっとした使用感
- ローションタイプ
こんな人におすすめ
- 乾燥と角質肥厚を伴うかゆみ
- ベタつきが苦手
- 広範囲に使いたい
注意点
- 目の周りには刺激が強い場合がある
- 傷やひび割れには使用不可
【乾燥編】顔に使える市販薬ランキング
顔の乾燥に効く市販薬をランキング形式で紹介します。
医薬品(治療薬)
第1位:ヒルマイルドクリーム(健栄製薬)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:60g / 120g
- 価格:1,200円〜2,000円前後
特徴
- ヘパリン類似物質配合
- 保湿・血行促進・抗炎症作用
- 顔にも使える
- ヒルドイドの市販版
こんな人におすすめ
- 乾燥性皮膚炎
- バリア機能が低下している
- 処方薬と同等の効果が欲しい
注意点
- 出血しやすい部位には使用注意
- 傷には使用不可
第2位:ピアソンHPクリーム(ビーエスアールジャパン)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:50g
- 価格:1,000円〜1,500円前後
特徴
- ヘパリン類似物質配合
- ヒルマイルドと同等の成分
- 価格が手頃
こんな人におすすめ
- コスパ重視
- ヒルマイルドと同等の効果が欲しい
医薬部外品・化粧品(予防・保湿)
第1位:キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(花王)
基本情報
- 分類:医薬部外品
- 容量:40g
- 価格:2,500円前後
特徴
- セラミド機能成分配合
- 消炎剤配合
- 敏感肌向け
- 無香料・無着色
こんな人におすすめ
- 敏感肌
- 日常の保湿ケア
- 刺激が少ないものが良い
第2位:セタフィル モイスチャライジングクリーム(ガルダーマ)
基本情報
- 分類:化粧品
- 容量:566g / 85g
- 価格:2,000円〜3,000円前後
特徴
- 皮膚科医推奨
- 低刺激処方
- 大容量でコスパ良い
- 全身に使える
こんな人におすすめ
- 全身の乾燥ケア
- コスパ重視
- 家族で使いたい
【ニキビ編】顔に使える市販薬ランキング
ニキビに効く市販薬をランキング形式で紹介します。
第1位:ペアアクネクリームW(ライオン)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:14g / 24g
- 価格:900円〜1,500円前後
特徴
- イブプロフェンピコノール配合(抗炎症)
- イソプロピルメチルフェノール配合(殺菌)
- 透明タイプ
- 1日1〜数回塗布
こんな人におすすめ
- 赤ニキビ
- 炎症性のニキビ
- 目立たないニキビ薬が欲しい
注意点
- 白ニキビや黒ニキビには効果が弱い
- 広範囲には使いにくい
第2位:クレアラシル ニキビ治療薬クリーム(レキットベンキーザー)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:18g / 28g
- 価格:900円〜1,400円前後
特徴
- イオウ配合(角質柔軟化・殺菌)
- レゾルシン配合(角質軟化・殺菌)
- 肌色タイプ
- 古くからの定番
こんな人におすすめ
- 白ニキビ、黒ニキビ
- 角質が詰まっている
- 昼間も使いたい(肌色で目立たない)
注意点
- イオウの匂いがある
- 乾燥しやすい
第3位:アクネス25 メディカルクリーム(ロート製薬)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:16g
- 価格:900円〜1,200円前後
特徴
- イブプロフェンピコノール配合
- イソプロピルメチルフェノール配合
- ビタミンE配合
- 透明タイプ
こんな人におすすめ
- 赤ニキビ
- 炎症性のニキビ
- ビタミン配合を希望
注意点
- 白ニキビには効果が弱い
【炎症・赤み編】顔に使える市販薬ランキング
炎症や赤みに効く市販薬をランキング形式で紹介します。
ノンステロイド
第1位:イハダ プリスクリードi(資生堂薬品)
基本情報
- 分類:第2類医薬品
- 容量:50g
- 価格:1,600円〜2,200円前後
特徴
- ノンステロイド
- イブプロフェンピコノール配合(抗炎症)
- ウフェナマート配合(抗炎症)
- 敏感肌研究から生まれた
こんな人におすすめ
- ステロイドを使いたくない
- 敏感肌
- 軽度〜中等度の炎症
注意点
- 効果はステロイドより穏やか
- 重度の炎症には効果が弱い
ステロイド(弱いランク)
第1位:コートf(田辺三菱製薬)
基本情報
- 分類:指定第2類医薬品
- 容量:10g
- 価格:1,000円〜1,400円前後
特徴
- ヒドロコルチゾン酢酸エステル配合
- ウィーク(弱い)ランクのステロイド
- 顔にも使える
- 市販で買えるステロイド
こんな人におすすめ
- 中等度の炎症
- ノンステロイドで効果が出ない
- 短期間で症状を抑えたい
注意点
- 長期使用は避ける(5〜6日まで)
- 感染を伴う場合は使用不可
- 目の周りには使用注意
顔に使う薬の選び方
ここまで製品を紹介してきましたが、自分で選ぶ際のポイントを整理します。
選び方1:症状を正確に把握する
かゆみ
- 乾燥によるかゆみ:保湿剤優先
- 炎症を伴うかゆみ:抗炎症剤またはステロイド
乾燥
- 軽度:化粧品・医薬部外品
- 中等度以上:医薬品(ヘパリン類似物質など)
ニキビ
- 白ニキビ・黒ニキビ:イオウ配合
- 赤ニキビ:抗炎症剤配合
炎症・赤み
- 軽度:ノンステロイド
- 中等度:弱いステロイド
選び方2:使用部位を確認する
目の周りに使える薬は限られる
- ヘパリン類似物質配合の保湿剤
- セラミド配合化粧品
- ワセリン
目の周りには使いにくい薬
- 尿素配合(刺激が強い)
- リドカイン配合(刺激が強い)
- ステロイド(使用は慎重に)
選び方3:刺激性を考慮する
刺激が少ない成分
- ヘパリン類似物質
- セラミド
- グリセリン
- ワセリン
刺激がある場合がある成分
- 尿素(特に高濃度)
- リドカイン(局所麻酔成分)
- イオウ
- アルコール
敏感肌の場合は、刺激が少ない成分を選んでください。
選び方4:使用期間を考える
短期使用(数日〜1週間)
- ステロイド外用薬
- ニキビ治療薬
長期使用可能
- 保湿剤
- ノンステロイドの抗炎症剤
ステロイドは長期使用すると副作用のリスクがあるため、5〜6日使っても改善しない場合は使用を中止し、受診してください。
顔に薬を使う時の注意点
顔に薬を使う時の注意点を整理します。
1. パッチテストを推奨
初めて使う薬は、腕の内側など目立たない部位で試してから顔に使ってください。
- 少量を塗る
- 24時間様子を見る
- 赤み、かゆみ、刺激がないか確認
2. 適量を守る
顔に塗る量の目安は、 クリームなら人差し指の第一関節分(約0.5g)で顔全体 です。
塗りすぎると、ベタつきや刺激の原因になります。
3. 目の周りへの使用は慎重に
目の周りの皮膚は特に薄く敏感です。目の周りへの使用が明記されていない製品は、目から5mm以上離して使用してください。
4. 併用に注意
複数の薬を同時に使う場合は、以下に注意してください。
- 同じ成分が重複しないか
- 相性が悪い組み合わせではないか
- 塗る順番(化粧水→美容液→クリーム→薬の順が基本)
5. 期間を守る
ステロイド外用薬は5〜6日、ニキビ治療薬は2週間使っても改善しない場合は、使用を中止し、皮膚科を受診してください。
市販薬で対処できる症状vs受診が必要な症状
最後に、市販薬で対処できる症状と、皮膚科受診が必要な症状を整理します。
市販薬で対処できる症状
- 軽度の乾燥
- 軽度のかゆみ
- 軽度の炎症
- 数個のニキビ
- 軽度のかぶれ
皮膚科受診が必要な症状
- 症状が強い:強い痛み、広範囲の赤み・腫れ
- 市販薬で改善しない:1〜2週間使っても改善しない
- 原因が分からない:突然症状が出た、原因に心当たりがない
- 繰り返す:何度も同じ症状が出る
- 感染を伴う:膿、強い赤み、熱感
- 広範囲:顔の半分以上に症状がある
特に、以下の症状はすぐに受診してください。
- 発熱を伴う
- 視界がぼやける
- 目が充血している
- 呼吸困難を伴う
よくある質問
顔に使える市販薬について、よくある質問をまとめます。
Q1. 体用の薬を顔に使っていい?
A. 推奨しません。体用の薬は顔の皮膚には刺激が強い場合があります。顔に使う場合は、「顔にも使える」と明記されている製品を選んでください。
Q2. 化粧品と医薬品、どっちを選ぶべき?
A. 症状によります。軽度の乾燥や予防目的なら化粧品・医薬部外品、治療が必要な症状なら医薬品を選んでください。
Q3. ステロイドは顔に使って大丈夫?
A. 弱いランク(ウィーク)のステロイドなら、顔にも短期間使用できます。ただし、5〜6日以上の使用は避け、改善しない場合は受診してください。
Q4. 目の周りに使える市販薬は?
A. ヘパリン類似物質配合の保湿剤、ワセリン、セラミド配合化粧品が比較的安全です。ステロイドやリドカイン配合の薬は目の周りへの使用に注意が必要です。
Q5. 市販薬を使いながら化粧していい?
A. 症状によります。炎症が強い場合は化粧を控えてください。軽度の症状なら、薬を塗った後、十分に時間を置いてから化粧してください。
まとめ:迷ったらこう選ぶ
顔に使える市販薬の選び方を整理してきました。
最後にもう一度、選び方をまとめます。
かゆみがある場合
- 軽度:メンソレータム ADクリームm、ムヒソフトGX
- 中等度:ロコイドクリーム、アレルギール クリーム
乾燥がある場合
- 治療:ヒルマイルドクリーム、ピアソンHPクリーム
- 予防:キュレル、セタフィル
ニキビがある場合
- 赤ニキビ:ペアアクネクリームW
- 白・黒ニキビ:クレアラシル
炎症・赤みがある場合
- 軽度:イハダ プリスクリードi
- 中等度:コートf
受診すべきタイミング
- 症状が強い、市販薬で改善しない
- 原因が分からない、繰り返す
- 感染を伴う、広範囲
顔の皮膚は体よりもデリケートです。自分の症状を正確に把握し、適切な薬を選び、使用上の注意を守って使用してください。
迷ったら、皮膚科を受診するのが最も安全です 😊


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